事業内容

ディ・エス・ジーは、地域インフラを支えるパートナーとして、測量、土質・地質調査、電子納品の3分野において一貫した技術提供を行っています。

最先端のICT機器と熟練の技術者による高精度な測量、建設前のリスクを未然に防ぐための多角的な地盤調査、そして将来の維持管理に役立つ成果品の整備まで。

私たちは「納期」「安全」「誠実」のコアバリューに基づき、正確で信頼性の高い業務を通じて、持続可能な地域社会の未来づくりに貢献しています。

目次

測量サービス
現場を支える最初の一手

測量サービス
現場を支える最初の一手

現場施工の出発点として欠かせない「測量」を、ディ・エス・ジーはICT技術を駆使して高精度・高効率で行います。ドローンや3Dスキャナ、GPS、トータルステーションといった多様な測量機器を現場特性に応じて使い分け、地形や構造物の状態を詳細に把握。2次元設計図を3次元に変換するデータ作成まで対応し、施工前後の精度検証・工事の効率化・発注者との整合性確保に大きく貢献しています。

ドローン測量

無人航空機にカメラやセンサーを搭載し、上空から広範囲の地形を一度に撮影・計測する最新の測量手法です。従来の人力や地上機器による方法と比べて、作業効率と安全性が大きく向上し、短時間で広いエリアの現況把握が可能となります。高精度な画像データをもとに地形の凹凸や構造物の配置を正確に捉え、設計図面との誤差も可視化できるため、ICT施工の初動としても重要な役割を果たしています。

  • 無人航空機にカメラやセンサーを搭載
  • 上空から広範囲を一度に効率的に測量
  • 地形状態を詳細に把握し、発注時との差異を正確に点検

3Dスキャナ測量

3Dレーザースキャナーと呼ばれる装置からレーザー光を照射し、対象物の3次元座標を瞬時に取得する高度な測量手法です。点群データと呼ばれる膨大な測定点の集まりをもとに、対象の形状や位置関係を高い精度で再現できます。従来の測量では難しかった複雑な構造物や傾斜地の詳細な可視化に対応できるほか、ICTとの連携により、設計・施工・記録の各工程でデジタル活用が可能となります。

  • レーザー光を照射して対象物の3次元座標を取得
  • 多数の測点を瞬時に観測可能
  • 高精度な測量を実現

GPS(GNSS)測量

人工衛星から発信される信号を受信し、地上の位置情報(緯度・経度・標高)を高精度で取得するGNSS(GPS)技術を用いた測量手法です。基準点と移動局を活用することで誤差を最小限に抑えつつ、一人でもシンプルに観測が行える点が大きな特長です。広域の地形把握や道路延長線のトレース、固定点の管理などにも活用され、日常的な測量業務の中でも汎用性の高い手法として定着しています。

  • 人工衛星からの電波を受信して位置を測定
  • 緯度・経度を1点ずつ正確に算出
  • 一人でも手軽に観測可能な効率的手法

トータルステーション測量

トータルステーションとは、1台で距離・角度・高低差を同時に計測できる高機能な測量機器です。三脚上に設置し、1点ずつ丁寧に測定することで、現場の相対的な位置関係を精密に把握できます。小規模な造成地から公共インフラ整備まで、幅広い場面で活用されており、ドローンやGPS測量では補えない細部の測定や仕上げ工程においても欠かせない存在です。信頼性の高い測量成果が求められる際に多用されます。

  • 専用測量機器を用いて距離と角度を測定
  • 相対的な位置や高低差を1点ずつ算出
  • 精密な測量を実現

3次元設計データ作成

発注者から支給された2次元の設計図書をもとに、縦・横・高さの3次元要素を加えた立体データを構築する作業です。作成された3Dデータは、ICT建機との連携や進捗管理ツールへの導入など、多方面で活用され、施工全体の効率化に寄与します。また、事前に地形や構造物を視覚的に把握できるため、発注者・施工者間での認識共有が進み、工事の円滑な進行と品質向上にもつながります。

  • 2次元設計図書を3次元データへ変換
  • 縦・横・高さの3要素を持つ立体的なデジタル表現
  • ICT施工や可視化に活用

土質・地質調査
構造物の安全性を下支えする基盤づくり

土質・地質調査
構造物の安全性を下支えする基盤づくり

地盤の性質や構造を正確に知ることは、建築や土木工事における安全・品質・コストすべての起点です。ディ・エス・ジーでは、地盤の状態や地層、強度、地下水位などを把握するために多角的な調査を実施。現場で採取した土の試験や非破壊技術の活用にも対応し、構造物に求められる信頼性を根本から支える調査データを提供しています。

土質調査

建設予定地の地盤にどのような特性があるかを把握するために、採取した土壌サンプルを分析し、含水比・粒度・締まり具合・支持力などを評価します。土質調査の結果は、構造物の設計や基礎の工法選定に大きく関わるため、工程全体の安全性・コスト・品質を左右する重要な判断材料となります。当社では、各現場に応じた最適な調査手法を選定し、設計精度と施工の確実性向上をサポートします。

  • 土の性質や地盤特性の詳細把握
  • 採取した土を専門的に分析
  • 建築物や土木工事の設計・施工に直接活用可能なデータ提供

室内試験

現地で採取した土壌サンプルを試験室に持ち帰り、精密な機器と環境下で物理的・化学的・力学的な特性を多角的に分析します。具体的には、含水比、密度、粒度分布、圧縮強さなどを測定し、施工設計や地盤補強計画の根拠となるデータを導き出します。室内試験は、現場では確認できない詳細な地盤性質を把握する手段として重要であり、安全で経済的な施工を支える裏付けとなります。

  • 現場採取土の詳細分析
  • 物理的・化学的・力学的性質の測定
  • 精密な試験環境での正確なデータ取得

ボーリング調査

専用の掘削機を使用して地盤に縦穴を掘り、深層の土質・地層構成・地下水位などを調査する、地質調査の基本かつ中心的な手法です。採取された試料(コア)からは、層の厚さや強度、含水状況などが詳細に読み取れ、構造物の設計や地盤改良の必要性を判断する材料となります。また、各層の境界や地質的な異常を把握することにより、施工リスクの予測・回避にも役立ちます。

  • 地盤状態を正確に把握するための基本調査
  • 土質・地層・地盤強度・地下水位などの総合的調査
  • 建設プロジェクトの基礎データとして活用

非破壊試験

構造物や地盤の内部状態を、対象を破壊せずに確認する検査手法で、当社では弾性波(超音波、衝撃波など)を用いた試験に対応しています。コンクリートの根入れ長や亀裂の有無など、目視できない部分の健全性を評価できるため、既設構造物の補修計画や品質確認に活用されます。検体を損なわず、繰り返し測定が可能な点から、安全性と効率性を両立した調査として高い信頼を得ています。

  • 弾性波(超音波、衝撃弾性波等)を利用した検査
  • 検体を破壊せずに状態把握が可能
  • 超音波根入れ長測定技術などの先進的手法

電子納品
デジタル成果物で施工を未来につなぐ

電子納品
デジタル成果物で施工を未来につなぐ

成果品は「納めて終わり」ではなく、その後の管理や将来の工事にも活かされる“資産”です。ディ・エス・ジーでは、道路施設データ、完成図面、重要構造物の情報を正確に整備し、電子納品として提出。求められる形式に対応しながらも、使いやすさ・見やすさに配慮した成果品を作成し、「期待を超える」品質で未来の維持管理に貢献しています。

道路施設基本データ作成

電子納品に求められる帳票類や画像、図面を、csv・jpg・xmlなどの形式で正確に整備し、国交省等の道路管理システム(MICHI)に対応した成果物として納品します。施設情報をデータベースとして整理・登録することで、後の維持管理や更新工事への活用がしやすくなり、公共インフラのデジタル管理に貢献します。最新フォーマットや仕様変更にも柔軟に対応しています。

  • 工事施設帳票の電子納品成果(csv、jpg、xml等)作成
  • 道路管理データベースシステム(MICHI)の基礎データ整備
  • 維持管理を見据えた正確なデータ提供

完成平面図・縦断図作成

道路工事の成果として、完成した構造物の平面形状や断面構成を図面化します。完成平面図は舗装の範囲や構造物の配置を、縦断図は高低差や勾配、地下構造を視覚的に整理します。これらの図面は、発注者への成果報告のみならず、将来的な保守・点検・拡張工事の基礎資料として長期にわたり活用される重要な記録物です。精度・形式ともに高品質を追求しています。

  • 道路工事目的物の完成形状を示す図面作成
  • 維持管理や次回工事の計画・設計に活用
  • 正確な記録と将来的な活用を両立

重要構造物データ整備

橋梁・トンネル・擁壁・カルバート・水門・樋門などの土木構造物に関する情報を、電子納品対応のデータベース形式で整備します。これにより、構造物の所在・仕様・施工時期・点検履歴などを一元的に管理でき、インフラの長寿命化や維持工事の効率化に大きく貢献します。目視では把握できない施工部位や仕様も明記し、次工程に必要な判断材料として有効に機能します。

  • 橋梁、トンネル、擁壁、カルバート、堰、水門、樋門などの土木構造物のデータベース登録
  • 維持工事に活用できる形式での整備
  • 長期的なインフラ管理の基盤づくり

地域インフラを支える調査・設計・納品の専門力

株式会社ディ・エス・ジーは、オホーツクの地に根ざし、測量、土質・地質調査、電子納品の各工程を自社で一貫対応することで、インフラ整備の“確かな土台”を築いています。

地域の特性を知り尽くした技術者による丁寧な仕事と、時代に即したICT対応力を強みに。

持続可能な社会インフラの実現に向けて、これからも地域の未来を静かに、力強く支えてまいります。

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